世界一カッコいい「ヤギ小屋」なのか。
それとも世界一カッコいい「ヤギ小屋プロジェクト」なのか。
あまりにヤギ小屋が完成しないので、最近、そう聞かれることがある。
「もうどっちでもいいや」
現在の僕の正直な気持ちである。
このホームページも、ヤギ「るる」がきっかけになって様々なことが始まるプロジェクトを報告する位置づけになりつつある。
現在、ヤギプロの場所にヤギ「るる」はいない。
持ち主のタイジさんの庭にいるか(最近、自転車などを収納する多目的簡易倉庫がるるに買い与えられた)、
平日の昼間はイシコ家の庭か前の畑で山積みになった剪定材を食べている。

さて、ヤギ小屋の方だが、水平までできたのだから、
とりあえず年内にタイヤを積み上げるところまでやってみることにする。
タイヤを積み上げる前に坂商会のタダシ君が持ってきてくれた横板を載せ、タイヤにボルトで止める。
次にタイヤを屋根の上に積んでいく。
加藤タイヤ店が持ってきてくれた廃タイヤの大きさはバラバラである。
まずはタイヤの脇の200/60R14 86Hなどと書かれた数字で分類しなければならない。
この書かれた数字は扁平率だったり、
リム径だったりと
加藤タイヤの若旦那に聞くとそれぞれの数字の意味を教えてくださるのだが、
車に詳しくない僕にはよくわからない。
とりあえず最初に書かれた数字を基準にして分類してみる。
さて、タイヤをひとつずつ積み上げていく。
積み上げていく様子を連れてきた「るる」がじっと眺めている。
小屋に興味があるというよりは、上に積み上がっていくタイヤに興味があるらしい。
積み上げるだけなので、
あっという間に積み上げたみたものの、最初に僕がイメージしたイラストとは全く違うオブジェになってしまった。
「あれ?イシコが創りたかったのはこんな形だったっけ?」
と「るる」まで言っているように首をひねってこちらを見ているようだ。

既にタイヤの重みで後ろの方の板は、しなってしまっている。
これは来年、柱を入れて補強しないと潰れてしまいそうだ。
そのときである。
「るる」がヤギ小屋の上に登った。
ヤギは高いところに登りたがる習性がある。
ヤギ小屋というよりは「るる」が高く登るためのヤギの遊び場所になりそうな予感がする。
まぁ、それはそれでいい。

「るる」が、この村に来て半年以上が経つ。
冬休みに入った子供たちが時折、僕が家で書き物をしていると遊びにやってくる。
「ヤギ小屋やろうよ~」
「ヤギプロ行こうよ~」
僕を誘いに来る時の子供たちの台詞である。
これはヤギ小屋を創ろうよと言っているのではない。
ヤギ小屋プロジェクトの場所へ遊びに行こうよという意味なのである。
今年は、それだけでも僕らにとっては大きな一歩。
さてさて、来年のヤギプロはどうなることやら。
よいお年をお迎えくださいませ。
